※この記事は過去に書いたものです。
手を入れるとその当時に感じた気持ちなども
こぼれおちてしまいそうなので
できるだけ当時の記載のまま掲載しています。
感情的な部分や稚拙な部分もありますが、
ご了承ください。
記事記載日: 2009年05月28日
赤ちゃんの治療(14)~暗雲~
昨日の日記 の続きです。
シャント設置の手術のときも、
1回目や2回目と同様、
膀胱から赤ちゃんの尿を採取しています。
赤ちゃんの腎臓の状態を調べるためです。
5回目の手術のあとに、
それまでの検査の結果をいただいたら、
「予後が安心だとも絶対に難しいとも
言えない」という、
何とも頼りない結果でした。
いくつかある検査項目のうちで、
ひとつだけ不安な数字を示していましたが、
それ以外は正常値だったそうで。
まあ、何にせよ、
できる限りの治療をしていただく方針には
変わりないわけですが。
6回目の手術のときも、
シャント設置の前に膀胱から尿を採取。
エコーで膀胱に澱んでいる
影みたいなものが見えていたのですが、
尿を採取したときに、
しゅるっとその澱も採取された様子。
その採取された尿を見て、
先生方は息を呑みました。
沈殿物が茶色いのです。
素人が見ても、
それは便の色のように見えます。
「検査に出してみます。
結果は一週間後くらいになります」
このとき、
「膀胱と腸に何らかの交通が
あるのかもしれない」と、
想像はつきました。
自分でも赤ちゃんの病気について
調べてみたところ、
膀胱の異常より肛門の異常のある
赤ちゃんの方が多いというのを
医学書で読んだことがあったからです。
肛門に異常のある赤ちゃんは
そんなに少なくないと感じた記憶があり
(そのときの記事が手元にないので
具体的な数字が書けず
ごめんなさい(;^_^A)、
腸や肛門に異常がある
赤ちゃんもいるんだと、
頭のどこかにひっかかっていたんです。
5回目の手術をした段階で、
すでに赤ちゃんの左の腎臓は
かなり肥大してしまっており、
たぶん正常な機能は果たせないだろうと
言われていました。
シャントをつけたままで
ずっといるわけにはいかないので、
赤ちゃんは生まれてから
すぐに尿道を確保する手術をし、
NICUに入ることが決まっていました。
でも、さらに腎臓がひとつしか機能せず、
膀胱と腸に交通があるとしたら、
どんな手術をすることになるんだろう?
そもそも、前にA先生に聞いていた話では、
できるだけ手術はしない、
破水の危険性があるからって言ってたのに、
もう6回も手術をしているのは
本当に大丈夫なの?
目の前に、
暗雲が立ち込めてきたように感じました。
次 に続きます。
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