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【胎児治療体験記】赤ちゃんとのお別れ(5)

赤ちゃんとのお別れの経緯

※この記事は過去に書いたものです。
手を入れるとその当時に感じた気持ちなども
こぼれおちてしまいそうなので
できるだけ当時の記載のまま掲載しています。
感情的な部分や稚拙な部分もありますが、
ご了承ください。

また、この赤ちゃんとのお別れの記事は
生理的に受け付けないという方もいると
思うので、
注意事項5をご参照いただいて
ご了承の上お読みいただきたいと思います。。

記事記載日: 2009年06月19日

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長く短い5日間(5)~家族~

昨日の日記 の続きです。

一夜明けて、母と兄が赤ちゃんに
会いに来てくれました。
兄はあまり外出する方ではなく、
入院中も1回お見舞に来ただけだったので、
正直、ちょっとびっくりしました。

母いわく
「よっぽど赤ちゃんが可愛かったのよ」
とのこと。

兄はちょっと赤ちゃんの顔を見て3
0分くらいで帰っていきましたが、
母はしばらくいてくれて、
赤ちゃんのために病院の売店で
絵本を買ってきてくれました。

ル・シュクル どこにいっちゃったの
という本です。

朗読なんてしたことがないから
すごく下手だったけど、
赤ちゃんに絵本を読んであげました。

売店にこの本しかなかったそうですが、
すごく可愛い本でした。
絵本がなければ朗読なんてできないわけで、
下手でも赤ちゃんに朗読をしてあげられて、
すごくうれしかったです。

お昼過ぎ、ダンナの実家から
お義父さんと義妹ちゃんたち
(ダンナが長男で義妹ちゃんが2人います)
が来てくれました。

昨年お義母さんを亡くしたばかりなのに
また悲しい思いをさせることに
なってしまって、
本当に本当に申し訳ない気持ちで
いっぱいでした。

お義父さんたちは火葬の月曜日まで
いてくださるとのことだったので、
うちに泊まっていただくことになりました。

まさかこんなことになるとは思わず、
病院から帰ったらすぐに寝られるように
と布団は敷きっぱなしだわ
散らかり放題だわで、
かなり恥ずかしかったです(;^_^A

しかもウチ布団2組しかないし、
2部屋しかないのに
1部屋は納戸状態という有様(・・;)

後で聞いたら、お義父さんが
納戸状態の部屋でお休みになり、
義妹ちゃん達は同じ布団で寝たそうです。
広い家に引越したい…。

義妹ちゃんたちが
可愛いうさぎのぬいぐるみを
赤ちゃんにと持ってきてくれていたので、
赤ちゃんのそばに
置いてあげることにしました。

夕方近くまでいてくれた母が
帰ってからしばらくして、弟が来ました。
弟もプラスチック製のハート型の板で
中の絵の大きさが角度によって
変わって見える
『うちのタマ知りませんか?』
のタマちゃん。

「前に何かでもらって、
赤ちゃんが生まれたらあげようっ
て持ってたんだ」
とのこと。

ダンナが洋服と一緒に買ってきてくれた
くまのプーさんのおもちゃ、
母が買ってきてくれた絵本、
義妹ちゃんたちが持ってきてくれた
ぬいぐるみに、
弟が持ってきてくれたタマちゃん。

そうそう、昨日の夜、
病院のスタッフさんが折り紙で折って
持ってきてくれていた青い薔薇もあった。

ダンナが赤ちゃんに
『がんばった勲章な』と言って、
おくるみの上に飾ってあげていました。
赤ちゃんのまわりがにぎやかになって、
うれしかった。

こんなにもみんな待ってたんだよ、
がんばったね、大好きだよ、
って言ってるよ。
そう、こころのなかで、
赤ちゃんに話しかけました。
口に出したら泣いてしまいそうだったから。

そばで支えてくれていたダンナに、
それぞれの実家の家族たち。
特にお義父さんと義妹ちゃんは
仕事を休んで
福岡からわざわざ来てくださって。
家族のありがたみをしみじみ感じました。

あたたかい家族に恵まれて、
本当によかったと思います。

に続きます。

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