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【胎児治療体験記】赤ちゃんとのお別れ(7)

赤ちゃんとのお別れの経緯

※この記事は過去に書いたものです。
手を入れるとその当時に感じた気持ちなども
こぼれおちてしまいそうなので
できるだけ当時の記載のまま掲載しています。
感情的な部分や稚拙な部分もありますが、
ご了承ください。

また、この赤ちゃんとのお別れの記事は
生理的に受け付けないという方もいると
思うので、
注意事項5をご参照いただいて
ご了承の上お読みいただきたいと思います。

記事記載日: 2009年06月23日

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長く短い5日間(7)~『今日は友引』~

昨日の日記 の続きです。

赤ちゃんが亡くなって4日目の
13日月曜日の朝。
助産師さんに病院紹介の葬儀社さんに
電話してもらうことにしました。
赤ちゃんの火葬の段取りを
つけてもらうためです。

しばらくして助産師さんが
病室に戻ってきて、
「今日は友引なので火葬はできません。
赤ちゃんは業者さんに
お渡ししていただくことになります」
とのことでした。

お産の日に月曜日は友引だって
何かでちらっと見てたけど、
金曜日に助産師さんに
『月曜日に火葬できる』って言われたのを
全面的に信用していました。

金曜日の18時以降は連絡が取れないと
言われていたので、
実際連絡することも
不可能だったわけですが(・・;)

(いま考えると
どんな怠慢な葬儀社なんだ? と思います)

それに、「特殊なケースだから、
お願いできる業者が限られている」
と言われていたので、
ほかの業者さんにお願いするなんて
思いもよらなかった…というのが
正直なところです。

ずっと赤ちゃんのそばにいられたのは
うれしかったけど、その代わりに
すこしずつ赤ちゃんのからだが
傷んでいくのを見ていなければ
ならなかったのはすごく辛かった。

それなのに、さらに一日
赤ちゃんに辛い思いを
させなければならない。

それだけじゃない、
福岡から来てくださった
お義父さんも義妹ちゃんたちも、
今日までしかいられない。

こんなに長くそばにいてくださったのに、
火葬に立ち会っていただくことは
できない……。

こんなことになるんなら、
土日に別の業者を自分たちで探して
もっと早くに火葬してあげればよかった。

亡くなってなお、
赤ちゃんをこんな辛い目にあわせた
自分の浅はかさを呪い、
激しく後悔しました。

火葬は次の日になり、
赤ちゃんを家に連れて帰ることもできない。

入院を延ばした意味がどこにあったのかと
思いました。

これが普通の病気の方が
亡くなった場合なら、
もっとちゃんと対処する体制が
整っていると思います。

亡くなって5日も経たなくちゃ
火葬ができないなんて、
あまりにも時間がかかりすぎだと思います。

赤ちゃんを喪った苦しみの上に、
さらにこんな苦しい思いを
させられなければならないことが
すごく悲しかったです。

助産師さんの仕事では
ないのかもしれないけれど、
死産や新生児死亡、
いわゆる誕生死で亡くなる赤ちゃんはいるわけで。

赤ちゃんを亡くしたお父さんお母さんが
同じような苦しみを抱かないで済むように、
赤ちゃんとのお別れを
ちゃんとできる体制を整えてほしいと
強く思いました。
ダンナも、一生懸命その旨を書いて
病院に投書してくれました。

面倒くさがりのダンナがあんなに
長い文章を書いているのを見たのは
はじめてのことです。

結局、
「火葬は明日になってしまうけど、
おうちに連れて帰っていいですよ」
と言ってくれた、
父の知り合いの業者さんに
お願いすることになりました。

に続きます。

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