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胎児治療の準備について(胎児治療に臨まれる方へ)

胎児治療に備えるために。

このブログにたどり着かれた方のなかには
今まさに胎児治療に臨まれている方も
いらっしゃることと思います。

胎児治療を受けることになった方に、
いま思いつく限りでわたしがしたことなどを
書いていきたいと思います。

経済的な負担を減らす方法

妊娠が判明したら、
まず産科を探すと同時に
どのようなお金がもらえるか
調べることになると思います。

こんな感じでいろいろ
サイトがありますよね。

【参考】
妊娠・出産・育児でもらえるお金の種類とスケジュールまとめ
http://secondopinion.jp/money/pregnancy-life.html

妊娠と出産でかかるお金ともらえるお金
http://www.babys-room.net/furoku/okane/okane.html

では、胎児治療を受けるにあたって
まず必要な手続きは何かというと、
高額療養費を自己負担額までで
済ませるための手続きになります。

ちなみに、いわゆる通常の妊娠・出産には
高額療養費は適用されませんが、
切迫早産で入院した場合や帝王切開、
妊娠悪阻等(※)、
特別に治療が必要な場合には
高額療養費の適用を受けられます。

(※)重度のつわりのことですが、
日常生活が困難な場合など妊娠悪阻と症名が付き
入院など特別な治療を要する場合を指します。

具体的に何をするかというと、
『健康保険限度額適用認定証』の
給付を受けるということです。

高額療養費は申告が必要です。
事後申請だと一度医療機関に
医療費を支払う必要があり、
後日自己負担額を超えた分の
払い戻しがあります。

『健康保険限度額適用認定証』の給付を
受けていれば、
医療機関の窓口に提出することで
窓口での支払いを事前に
自己負担限度額にとどめることができます。

先にまとまったお金を支払う必要が
なくなるわけです。

【参考】
高額療養費・高額介護合算療養費
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3170/sbb31709/1945-268

ちなみに、この手続きで
医療費の支払いは軽減されますが、
入院時の食事代や差額ベッド代は
別途支払うことになります。

そのため、実際の費用は自己負担限度額より
多くなると思います。

また、入院となれば医療費が
年間10万以上になることは
ほぼ確実ですので、
医療費控除の手続きの準備も
必要になります。

医療費控除とはかかった医療費の一部を
確定申告することで
税金(所得税)から控除することです。

【参考】
No.1120 医療費を支払ったとき
(医療費控除)
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1120.htm

こちらは一般の妊婦健診の費用や
公共交通機関を使った通院の交通費も
適用になります。
また、世帯での計算になるので、
ご家族の分もレシートを保存しておいて
交通費のメモ等を作っておくといいと思います。

ちなみに医療費控除で
どれくらいの払い戻しがあるのかを
計算できるサイトもあります。

【2023年版】医療費控除は実際いくら返ってくる?シミュレーション計算付き! - 保険見直し本舗〈公式〉
医療費を一定額以上支払った場合、医療費控除が適用されます。制度の仕組みを理解した上で、どのくらい返戻金があるのか簡単なシミュレーションで計算してみましょう。生命保険の見直し相談は保険見直し本舗にお任せください。

あともう一つ、ご自身が加入されている
医療保険等の契約内容を確認されておくと
いいと思います。

胎児治療の費用については
先進医療に当たるので自費治療になり、
一般の保険では適用外になる可能性が
高いと思います。

日本胎児治療学会のサイトによると
尿路閉塞疾患に対するシャント術
胎児胸腔-羊水腔シャントチューブ留置術の
2種類の手術については、
高度先進医療として承認されています。

こちらの手術の場合は
先進医療特約付の保険に加入されている場合は
保険が下りる可能性がありますので、
保険会社に問い合わせしてみるといいと思います。

お勤めの方へ

通常の妊娠でもマタハラで
リストラの対象になる方もいるご時世。
胎児治療を受けることにより
ご自身の立場が危うくなることも
あるかもしれません。

わたしは精神的・体力的に限界なところへの
退職勧告に心が折れてしまい、
とても不本意な形で
会社を辞めてしまいました。

最終的に子どもを守るための決断だからと
割り切ることにしていますが、
仕事を続けたいと思われている方には
同じような思いをしないでいただきたいと
強く思います。

自身の立場を守るために会社と闘う!
なんてことはできなかったので、
何も参考になるアドバイスはできないのですが、
こんなサイトを見つけました。

妊娠・出産などに関わる主な法律
http://www.zenroren.gr.jp/jp/jyosei/2007/070720-02.html

妊娠・出産のために不利益をこうむらないよう
法律上認められた権利があります。

どうしても職場の方には
ご迷惑やご負担をおかけすることにはなりますが、
仕事を続けていれば
何らかの形で挽回するチャンスがあると思います。

休職させていただくとか、
配置転換をお願いするとか、
退職を決める前にできることはあると思います。

退職勧告や『不当な』配置換え等を勧められても
勤め続けたいという気持ちがあるなら
諦めないでいただきたいと思います。

最後に、いま胎児治療に臨まれている方へ

新しい命を授かった喜びのなか、
おなかの赤ちゃんに異常があると告げられ
胎児治療の必要があると言われたとき。

ものすごいショックと不安、
悲しみや怒り、
いろいろな感情でパニックになったことを
覚えています。

それでも胎児治療を受けることを決めたのは
どうしてもおなかの赤ちゃんに会いたかったから。
いまこれを読み
胎児治療に臨まれている方も
同じ気持ちではないかと思います。

どうか胎児治療が成功し、
元気な赤ちゃんを抱ける日が来ますように。
影ながら、でも全力で応援しています!

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コメント

  1. きぼう より:

    こんにちは。きぼうと申します。私もすーさんと同じ、赤ちゃんが下部尿路閉塞という病気です。今はまだ15週で病名の特定も、治療も出来ず、ただ待つばかりの日々を送っています。

    いろいろ調べてしまう中、すーさんのブログに辿り着きました。仰るようになかなかこのようなブログがないので、これからどうなるんだろうか、どんなことをするのだろうか、赤ちゃんは助かるのか、わからないことだらけで不安も多かったです。とても辛い経験だったと思いますが、すーさんが治療について詳しく書いてくださっていてとても参考になりました。ありがとうございます。

    どんな結果でも受け入れ、赤ちゃんが来た意味と、神さまのご計画があると信じて治療したいと思います。

    本当にありがとうございます。

    • すー より:

      きぼうさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      胎児治療についてはつい数日前にもNHKのニュースで取り上げられていましたね。

      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210620/k10013094061000.html

      先天性横隔膜ヘルニアのバルーン手術についてでした。
      時折胎児治療については報道があるものの、尿路閉塞に関しては胎児治療の実績が進んでないようで、もどかしく感じることも多いです…。

      こちらのニュースソースで取り上げられている国立成育医療研究センターは母体に何らかの問題がある方の治療や胎児治療の実績があり、私の第一子と同時期に妊娠されていた方で双角子宮の方が手厚く治療を受けられていたと聞きました。

      きぼうさんのお子さんの場合はまだ病名の特定もされていないとのことなので、不安な日々を送られていることと思います。
      私がお世話になった先生は今は別の病院に移られてしまい、そちらの病院が胎児治療をされてるか不明なのですが。
      もし治療を希望される場合などはセカンドオピニオン的に国立成育医療研究センターお話をお聞きになるのもいいかもしれません(紹介状がないと診断を受けられないかもなので、そのあたりは主治医の先生と要ご相談ですが)。

      15週ならつわりは落ち着かれた頃かもしれませんが、ご無理なさらないでご自愛くださいね。
      これから悩んだりされることも多いと思いますが、もう少しして胎動がわかるようになり、赤ちゃんの成長が感じられるようになりますよ。
      楽しむ…というのは難しいかもですが、おなかの赤ちゃんを慈しみながらゆったり過ごしてくださいね。
      きぼうさんの赤ちゃんが成長し、元気に生まれてきてくれますよう、心からお祈りしています。

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